活用に精通「楽しみ方大人にも」

 武雄市山内町のこども絵本図書館「うららの森」の司書佐藤由美さん(41)が「絵本専門士」に認定されました。絵本を熟知し、活用方法にも精通した「絵本のエキスパート」といわれる資格で、県内第1号の認定。「絵本は子どもだけでなく大人にも力を与えてくれる。可能性を広げ、伝えたい」と多様な取り組みを考えています。

 絵本専門士は2014年に設けられた資格で、文科省所管の国立青少年教育振興機構が認定業務を行っています。絵本関連の業務経験が3年以上の人などを対象に、半年余りの間に30科目の講習を開催。一定の成績を収めた人を認定します。これまで2回あった講習で97人が認定されました。

 佐藤さんは伊万里市民図書館の司書などを経て、2014年からうららの森を運営する社会福祉法人「正和福祉会」に勤務。運営する認定こども園、老人ホームのほか、地域の子どもや子育て世代にも絵本について教えてきました。昨年7月から今年1月まで、東京であった5回、計10日間の講習を受けて資格を得ました。

 地域の人に絵本で「脳の若返り」講座をしたり、お年寄りと子どもで読み聞かせたりする企画も進めてきた佐藤さんは、「講習で絵本の総論を学び、全国のいろんな人とつながりもできた。絵本の大きな力を地域の中で生かしていきたい」と意気込みます。音楽や絵画、食を楽しむのと同じように、絵本を身近に楽しむ暮らしを提案していきます。